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ダールと3少女 (1/2) [● 英ゴリラ]

 
私が読んだ Roald Dahl 著の児童書は、今のところ 3冊で
読んだ順番に並べると以下のようになります。

MatildaThe Magic Finger (Dahl Fiction)The BFG








主人公は、いずれも幼い少女ですが
そういう理由で選んだわけではなく、偶然です。
この3冊には、他にも、読んで直ぐに気づく共通点があり、
主要な5つを挙げてみますと ...

① 少女には、身近に甘えたり相談したりする相手がいない
  よって、孤独なのですが、同時に独立心があります。

② 敵は、身近な大人
  例えば、親, 近隣の住人, 学校の先生・校長,...

③ 支配され非力な立場ある少女が、大人に立ち向かう
  ダールは、その為の能力を少女に与えています。

④ 行動の起動力は、個人的な不満, 怒り
  ですが、その行動により大勢が救われることになります。

要するに、話の基盤は 鬼退治! です。
但し、昔話ではなく、現代社会の問題を映す内容です。
その問題を起こしている大人が問題 (敵, 鬼) ですから
⑤ 大人目線の教訓めいた含みは、全く無し!


読者の対象年齢は、9~12歳です。
日本の学校制度では、小学3~6年生 (中学1年生) で
「ムカつく大人を退治した!」という爽快感 (!?) 以外
の点にも、いろいろ気づけると思います。
そして、それを言葉 (文字) で説明できる!
読書感想文など、読んでみたいところです。

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