遠野物語 [ ▲ 日本語 (一般, 雑誌)]
遠野物語
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著者 : 柳田 国男
[First published 1910]
「しっぺい太郎」の話から、「遠野物語」の話が出て
読み飛ばしてした民話を、読み直してみようかという気分に
なりました。
私の持っているのは、旧仮名本であるゆえに、読み辛いです。
冒頭写真など、釈註付きの口語版で読んだ方が話自体が解り
易い思います。
最近は、原文と併せて、
現代人気作家の京極氏の remix 版が
読める本も刊行されています。
続編の「遠野物語拾遺」も付いていて
何やらお得感がありますね。
個人的には、「遠野物語」より「拾遺」
の方が新鮮で面白いと感じます。
遠野物語117番目の民話は
「瓜子姫と天邪鬼」としての方が有名ですよね。
遠野では、天邪鬼ではなく山姥が、瓜子姫ならぬ織子姫を
食い殺し、皮を被って、なりすまします。
そして、その事態を知らせたのは、鶏です。
私の知っている話では、あまりに酷すぎる機織りの音を聞いた
両親が、真相に気づきます。
こうした相違において、
口承伝説は、時代での境界線はなかなか見え難いですが
地域的な境界線は、あるように思えます。
今年の「金鳥の蚊取り線香」のCM で
蚊に「さされる」「かまれる」「くわれる」の表現地域を
地図区分していました。
民俗学は、作業は地味ですが、なかなか興味深い学問です。
2015-07-29 18:13
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コメント(2)
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コメントありがとうございました。
シルクスクリーン印刷、色を重ねると思わぬ効果が出て面白いですよ。
遠野物語 読んでみようかな。
by kawasemi (2015-07-30 10:14)
コメントありがとうございました。
遠野物語り,昔読みました。^^
今日も暑いですね。
水分補給しながら・・・
よい週末を〜♪
by hatumi30331 (2015-08-01 10:41)