奥山 [迷い猫道 (雑記)]
お彼岸あたりから、高温多湿でありつつも、
空気に秋訪れの肌感がありました。
そして今日の東京は、秋 です!
10年ほど前には、日本の気候について
「東南アジア化」などと言われていました。
今年の夏、実感として、東南アジア (?)
湿度で ... 息苦し ... 気分悪くなります。
きつい労働には全く向かない気候ですね!
さて、この夏、私は
「奥山」にて静養 しておりました。
人里離れた山奥深い場所 ... 別荘を買った?
いえ、具体的な場所のことではありません。
古典的な「奥山」... 世俗から隔離生活 ...
新聞, TV, ネット等の情報を見ずに過ごして
いたのでした。
現役会社員なら、逆に不安ストレス溜まりそう?
引退の身だからこそできる贅沢かも知れません。
8月末に、一旦下山したものの、
ニュース記事を眺めていましたら
また「山」に帰りたくなりました!
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「奥山」という言葉で最初に思い出すのは
百人一首:猿丸大夫 (作者不明)
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の
声きく時ぞ 秋は悲しき
牡鹿は秋に発情して雌を呼んで鳴く...
その声は、かなり遠くまで響くらしい...
市街地で多数の鹿が目撃される昨今、
その声を聞く人は多いのでは?
森林や農作物のことなどを考えますと
そう風流な気分にもなれませんわね ...
約8年前にも書きました が、
あの頃に比べれば、ジビエ料理の認知は進んだ
と言えるものの、野生動物増加の歯止めとなる
ほどの供給には至っていないようです。
狩猟を趣味とする人の多い国では
鹿狩りの催しなどで対応しているそうですが
動物愛護団体からは不評です。
「殺傷」に「楽しみ」を付加する点で倫理上
の問題でもあります。
で、思いました。
秋の発情期に、牡鹿の声で
雌鹿を呼び集めて捕獲できないかしら?
恋する乙女 (?) を騙すみたいで申し訳ないの
ですけれど、むやみやたらに追い駆けて殺す
よりも、呼び寄せ で雌の個体数を減らして
頭数調整できないものかと、思う次第です。