御犬様 [迷い猫道 (雑記)]
11月も半ばを過ぎ
今年の暮れも近づきつつありますね。
子供の頃、お正月に親戚が実家に集まり
「カルタ大会」をやっていました。
時期的に早めですが、
今日は、「いろは」カルタの話です。
「いろは」カルタの諺に地方性があるのを
知ったのは、大人になってからです。
例えば、「い」の諺は
京都「一寸先は闇」... 権力争い?
大阪「一を聞いて十を知る」... 商人の機転?
東京「犬も歩けば棒に当たる」... 懲らしめ!
3種類のカルタ全部を使って大会したら
難易度が上がって面白そうだったわ~*
... と、ふっと思い立ち、
京都と大阪のものを
探してみたのですが、
見つからず... 残念!
来月また探してみます。
ところで、江戸カルタの
「犬も歩けば棒に当たる」
の意味が不明と言う方が
多いように感じますので、ちょいと説明を ...
時は昔、江戸の五代目将軍「徳川綱吉」が
「生類憐みの令」を出しました。
ありとあらゆる生物に、人間にも動物にも
仁徳の念をもって接するようにとのお触れ
だったのですが、役人の 忖度 なのか
「綱吉」が大の愛犬家だということで
やたらに「犬」が特別扱いで保護されて
江戸庶民は、迷惑至極、大いなる不満を
抱いておりました
我がもの顔で歩き回り、店先の商品を盗む
「犬」を棒で追い立てたりしたら、罰せら
れるのは、人間の方でして ...
「お役人様、私は棒で打ったりしてません!
持っていた棒に、犬が当たっただけです!」
... 即ち、
権力に贔屓され護られていると思って
調子に乗って、うかうかしていると
思わぬ所で (恨みを買って)
痛い目に遇いますわよ
... という戒めの諺です。
ひょっとして、タイムリー? (笑)
京都や大阪は「犬も歩けば・・・」でないのですか?全国共通かと思っていました。なにか微笑ましくも感じる話ですが今またこんな世の中に逆戻りしたらストレスが溜まってあちこちで犬の虐殺が始まりそうですね。
by プー太の父 (2021-11-19 20:31)
プー太の父 san,
国語のテストで書いたら、× を付けられて
しまうでしょうけれど、なかなか江戸庶民
らしい話で笑えますよね?
そう言えば、フランスでは 2024年から
ペットショップで犬・猫の販売禁止らしい
です。動物愛護の観点から... とのことです。
でも、犬・猫以外は販売 OK ですので
やっぱり、ちょっと特別扱い (笑)
by sasanono (2021-11-24 18:14)