フラ鳥から王子様星へ (18)

　
本文全２７章の第９章です。

花の我儘にウンザリして、
王子様が、自分の星から脱出する日の朝の話...


脱出に、野生の鳥が移動するのを利用したそうです。

　文中には
　どんな風に利用したのか
　書かれていませんが、
　左の挿絵で分かりますね。

　王子様が、飛び立つ前に
　星の整理整頓をした様子から
　「立つ鳥跡を濁さず」という諺を
　連想してしまいました...
　が、特に関係ありません (苦笑)


この章で、王子様の星に 火山 があることが判明します。
活火山が２つあって、朝食を温めるのに便利だそうです。
それと、休火山が１つ... 爆発しないように、きちんと煤を
払います。　３つとも、かなり小さいようです。

最近生えたバオバブの木を引き抜き、
そして、花に、水をやり、風避けのガラスの覆いをかけて
あげようとした時、泣きたい気持ちになり...
...　« Adieu. (さようなら) »　...
王子様は、２度と星に戻らない つもりだったのです !!

花は、« Adieu. » と返さず...

　J’ai été sotte.　Je te demande pardon.
　Tâche d’être heureux.
　(私は愚かでした。 許して下さい。 どうぞ、お幸せに)

それから、

　Mais oui, je t’aime.　
　Tu n’en as rien su, par ma faute.
　Cela n’a aucune importance.
　Mais tu as été aussi sot que moi.
　Tâche d’être heureux…
　(でも、そうよ、私はあなたを愛してるわ。
　あなたは、それに全く気づかなかった。私の過ちで。
　そんなことは、どうでもいいことだわ。
　でも、あなたも私と同じくらい愚かだったのよ。
　どうぞ、お幸せに...)

ああ、こんな風に言われて、いじらしい様子を目にしたら、
ちょっと、旅立つの止めようかな～ という気持ちになります
よね...　でも、花は...

　Ne traîne pas comme ça, c’est agaçant.
　Tu as décidé de partir. Va-t’en.
　(そんな風にグズグズしないでよ、イライラするわ。
　あなたが出発すると決めたのよ。さっさと行きなさい)

プライドが高くて、気の強い花は、涙を見せたくなくて...
... 健気です !

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コメント 4

やはり私にはこういう話の方がスーッと体に染み込んでくる。
朝食を温める活火山、鹿児島だと桜島で焼き豚だな、ちょっと品の悪いコメントになってしまった。焼酎も温めることができそうだ。
by Asond (2015-12-03 11:54) 

ようやく雨が上がったよ。＾＾
ベランダの花壇、ちょっと手を入れよう。
寒くなってきそうやね。
暖かくして、動きます。＾＾

by hatumi30331 (2015-12-03 13:02) 

Asond さん,
若い頃、温泉の蒸気窯 (?) で自炊する民宿に
泊まったことがあり、卵, 芋, 野菜, もち米,...
などを調理しました !　すごく、美味しかった !
焼酎は温めなかったわ... 残念 !
by sasanono (2015-12-04 12:38) 

hatumi さん,
今日の東京は、１２月とは思えないほどの温かさ
... 驚いています。
ベランダ花壇、花の優しさに癒されてね～*
by sasanono (2015-12-04 12:46)