浦島太郎

　
このギリシャ神話 から更に、日本の民話も思い出します。
海の沖に誘われる,
水中に引きずり込まれる,
盛大なおもてなしを受けて、家族を忘れる,
魔法を使う姫,
... って、浦島太郎 も、そんな感じですよね !?!

子供たちに苛められていた亀を助けて、その御恩返しに
竜宮城に案内されて、大歓迎を受け、楽しい日々を過ごす
... ところまでは、いいのですけれど、

母親のことを思い出して「そろそろ帰ります」と言うと、
竜宮城の乙姫に引き留められ、それでも「帰る」と言うと、
開けてはいけない手箱を持たされる

帰ってみると、竜宮城の数年が、現実には数百年であること
を知らされ、悲嘆に沈み、途方に暮れる...
ここで、手箱を開けてしまった理由について考えると、
これから地上で生きる助けになるようなものが入っていると
勘違いしたのでは？素晴らしいもてなしをしてくれた乙姫が、
まさか、酷い仕打ちをするわけない !　と思ったのでは？

可愛い妖精が、一転して、仕返し妖精に
... みたいな話です。
ちなみに、乙姫は竜王の娘だったような記憶が...

とは言え、乙姫のことを悪く言う話は１つも発見していません。
愛する浦島太郎が去るのを引き留めはしたけれど、帰郷を許し
玉手箱を持たせたけれど、同時に警告もしていますからね。
唯一責められるとしたら、竜宮城と地上の時間差について
最初に説明してくれなかったことでしょうか...
結局のところ、竜宮城の残留も、帰郷も、手箱を開けるのも
浦島太郎自身の選択... で、日本では、ここは自己責任 !

私個人的には...
浦島太郎は、自らの軽率さで母親を悲しませたことを
心から反省し、乙姫から渡された手箱を開けず、
それを売却した金で、母の墓を建て、その後、
幸福な一生を送りましたとさ... という話にしてあげたいわ


(昔話)




(真相、解釈編？)

タグ：和書 読書 民話

コメント 4

今や浦島太郎と言えば・・・・
auのコマーシャルやね。
乙ちゃん〜〜〜
あの歌いいよね。
by hatumi30331 (2015-08-29 15:37) 

hatumi さん,
いつもの速攻リスポンス, すごい !
どうも有難うございます*
そうなのよ !!　浦島太郎でネット検索すると
民話より先に、ゾロッと au CM の彼が...
歌が切ないよね～*
あの彼は玉手箱を開けなかったみたいね～*
乙姫を裏切ったら、玉手箱を渡されるのか !?!

by sasanono (2015-08-29 15:46) 

おはようございます！
玉手箱の中には、煙の他に何か入っていた
のでしょうか？只、これだけですが。
（100%の人が開けると思います・・・）
by Hide (2015-08-30 07:31) 

おっ、Hide さん, 昨夜飲んでたわりには、随分と
早起きですな～* (馴染みの飲み屋風... 笑)
おはようございます !
鶴変身説には、鶴の羽が入っていたとするのも
ありましたが、だいたい白い煙だけみたいです。
手箱は、やっぱり、開けちゃいますよね。
見慣れたものや人が何もなくて、パニックですもの
ね... 頼るべくものもなく...
だから、ついつい... 私も開けちゃいそう !
by sasanono (2015-08-30 10:10)