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英ゴリ本 049 [ ▲ 英ゴリラの読書]

 
The Happy Prince and Other Tales (English Edition)The Remarkable Rocket
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written by Oscar Wilde



[First published 1888]



本書の other tales の最後は、
Rocket と言っても、宇宙の話ではありませんよ。


ロシアから美しい姫を花嫁として迎え、
宮殿では、盛大な祝賀の宴が催されます。
その最後を飾るイベントは、花火 !

で、打ち上げ前の花火たちが喋り始める !!! (笑)

小さな爆竹が「世界は美しい」と言うと
ローマ花火が「お前はバカか? 世界は宮殿の庭
みたいに小さくないんだよ !」とケチをつけ
輪転花火が「愛する場所、その人にとっては、
それこそ世界だよ。とは言っても、詩人たちが
さんざん愛をこねまわして、その魅力を殺して
しまったけどね」と言い始めます。

ローマ花火が「愛は永遠」、輪転花火が「愛の
魅力は死んだ」... とやっていたら、ここで、
厳かに、ロケット花火の登場です !

このロケット花火は、とにかく高慢で自惚れが強くて
自分の話ばかりします。しかも、批判的かつ感情家で
もあるため、他の花火と言い合いになり、泣き出して
しまいます。

結局、打ち上げ時間に、湿っていて点火できない状態に !!!
おやおや... 他の花火たちは、華々しく花咲いたというのに !

で、翌日、ポイッと捨てられて、どぶにドボン !

そこで、カエル, ガマ, トンボ, アヒル に出会います
が、誰にも相手にされません。
その後、2人の少年が、たき火に投げ込んだので
ようやく点火 ! 華々しい見せ場のチャンス !

... と思いきや、湿っているので、火薬音もなくて
誰も気づいてくれなかった ! [たらーっ(汗)]

燃え残ったロケットのの軸が、そばを通りかかった
ガチョウの背中に落っこちて、
「あ~、びっくりした !」となっただけ... [たらーっ(汗)]


う~ん、つまるところ、これは
Unremarkable Rocket の話... ですね*


タグ:英語 洋書 読書
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