レベルセブン [ ▲ 日本語 (一般, 雑誌)]
レベル・セブン
第七地下壕
-----------------------------------
著者 : モルデカイ・ロシュワルト
翻訳 : 小野寺 健
[First published 1959]
小説「レベル・セブン」というと...
現代の若者が思い浮かべるのは
左写真の本ではないでしょうか ?
私は、小説は読んでおらず、
TVドラマで観ました。
記憶喪失の男女を中心に展開する
ミステリー・サスペンスで
老人問題を取り扱った内容でした。
一方、私世代が思い出すのは、多分、冒頭写真の本です。
戦争と兵器拡大政策と、それを行う人間の愚かさを
核戦争により汚染された地球で、人類の種を護るために
建設された施設に暮らす人々の姿とともに描いた小説です。
施設の最も深い「レベル7」にいて、自らが核発射のボタンを
押した士官X-127 の日記形式で物語は進行し、
最高の技術, 設備を誇る施設に護られたはずの人々すら
1年もせずに滅んでしまう様子を
日常的な視線でとらえているのが、印象的です。
(英語版)
著者は、ユダヤ系ポーランド人で、アメリカ在住
コメント 0