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映画 001 (アメリカ) [小劇場]

 
【Amazon.co.jp先行販売】ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]本国公開 : 2003年 (アメリカ)

監督 : Tim Burton
主演 : Ewan Gordon McGregor
原作 : 「Big Fish」by Daniel wallace
脚本 : John August
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邦題 : ビッグ フィッシュ


私は、数年前に CATV で観ました。
シリアスな部分 (父の死, 父と息子の距離) と
舞台演劇的, アニメ的, 紙芝居的,... な印象のコミカルな部分、
そして、映画らしい幻想的な部分が、混在した不思議な作品
です。

米語で Big fish は、直訳の「大きな魚」の他、
隠語的に「集団・組織内の大物」という意味もあります。
そして、日本語の「逃した魚は大きい」的な意味合いで
「(実際より) でかくなった話」に使われる場合もあります。
ほらっ、あるでしょ ? 最初は「この位の魚」と言いつつ
広げていた手幅が、25cm, 30cm, 40cm,... 1m ! (笑)

この映画では、この3つの意味が巧みに映像化されています。
観客は、ところどころに Big fish を垣間見ながら
ラストシーンで息子が目撃する Big fish に、
父と息子の世界 (想い) の融合のようなものを感じ取るのでは
ないかと思います。

息子の父親への距離感, 現実と夢の距離感,...
大人になった息子が感じているものは、普通の大人なら誰でも、多かれ少なかれ抱いているものです。
映像では、息子と現実を一般的な映像で、父親と夢はアート加工した映像で表現しています。が、それも、息子の心の動きによって、最終的には融合していきます。

「大人のファンタジー映画」と表すると、どうもチャチな印象...
でも、私は良い映画だと思いましたので、原作を読みたくなり
ました。 映画とは違う味わいです。

映画で監督と脚本が表現した1シーン,1シーンを
ちょっと微笑ましく感じるのは、やや母性的かも知れません。
夫と息子の姿を身近ずっと見守る Sandra は、画面登場的には
完全に脇役ですが、私は、どのシーンにも彼女の存在を感じま
した。


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