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英ゴリ本 047 [ ▲ 英ゴリラの読書]

 
The Happy Prince and Other Tales (English Edition)The Selfish Giant
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written by Oscar Wilde



[First published 1888]



本書タイトルの and other tales 4つのうち、2番目は
タイトル通り、「自分勝手な巨人」が主人公です。


留守中に、勝手に庭に入り込んで
遊んでいた近所の子供達に
腹を立てた巨人は、彼らを追い出し、
立ち入り禁止にします。

で、その後、巨人の庭だけ季節が訪れず、
雪や冷たい風だけの凍った冬のまま...
美しい花々や鳥の訪れもありません。

しかし、ある朝、美しい音楽と芳香に春の訪れを
感じた巨人は、1つの奇跡を目にします。

小さな穴をくぐって庭に入り込んだ子供達...
彼らに触れられた草木が、生命の息吹を吸い込んで
氷を溶かし、庭は春爛漫 [かわいい]

庭の片隅では、小さな男の子が、懸命に木の枝に
手を伸ばしています。その子に触れてもらおうと
木も懸命に枝を下ろしますが、まだ届きません...

その姿は、巨人の心を溶かし、
思い遣りと寛容を呼び戻します。
子供達の遊び場として提供された庭は
季節を取戻して、驚くばかりの美しさです !

でも、あの男の子の姿は見当たらず、
誰も知らない子だと言います...
何年も何年も、巨人は、その子の再訪を待ちました。
そして、ついに、その時が来ます...

その男の子は誰だったのか?
その時、巨人は?


これは、ありがちな童話でしょうか?
男の子が天使ではなかったことに
私は、ちょっと意外な感じがしました。


タグ:読書 英語 洋書
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