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フラ鳥本 002 [ ▲ フランス鳥の読書]

 
La Sorciere De La Rue Mouffetard (Livres a Ecouter)La Sorcière
de la rue Mouffetard
et autres contes de la rue Borca
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de Pierre Gripari

[édition originale 1967]



プチ・ニコラに味をしめ (?)、古本屋でもフランス語の本を捜すようになり、見つけた本+朗読テープ... 9歳以上を対象とした児童書です。
例のごとく、テープの状態は気になりましたが、フランス本は新品が高価なので、この価格 (1,600円) なら、絶対欲しいと思いました。本は少々黄ばみもありましたが...。

テープの状態は、良好でした。
音声が、非常に楽しいです。かなり歌っています。
朗読者が誰なのかは不明ですが、素晴らしいです。
声色を変えて、叫んだり、笑ったり、甘えたり… の大活躍。
子供達が不思議の世界にワクワクする気持ちが想像できます。 
ちなみに、ムフタール通りは、実際にパリ5区に存在するようです。パリに行きたくなるわ~。

本書の著者を、私は全然知りませんでした。フランスでは、子供から大人まで知らない人はいないくらい著名な作家だそうです。子供の頃に誰もが読んだ懐かしい思い出の本。それを読むことで、ちょっとしたフランス人体験の気分ですね。
現在 、残念ながら Amazon.co.jp での取り扱いは本書のみですが、Amazon.fr は、なるほど、素晴らしい品揃えです。日本翻訳版のある ピポ王子 Histoire du prince Pipo, de Pipo le cheval et de la princesse Popi を「読みたいリスト」に入れたいと思います。

さて、対象年齢がニコラよりも1歳上の本書は、比較すると、
ほんの少しだけ長めの短編 (7本) と、ほんの少しだけ少なめのイラストで構成されています。また、ニコラが現実の子供の世界であるのに対し、こちらは、やや古風な魔法・不思議の世界を描いています。ニコラ同様、最後にクイズなどの遊びのページがあります。


ストーリーの中で大活躍するのは、ベルベル人の賢い少年 Bachir です。ムフタール通りの魔女が、若さ・美貌を保つために誘拐する少女 Nadia の弟で、他のストーリーにも登場しますよ。そして、著者の Pierre Gripari も、登場 !?


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