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英ゴリ本 060 [ ▲ 英ゴリラの読書]

 
The Great Automatic Grammatizator and Other Stories (Dahl Fiction)The Great Automatic Grammatizator and Other Stories
7. The Umbrella Man
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Written by Roald Dahl

[Book : First published 1998]
[Story : First published 1979]

雨 ... 炬燵 ... 眠い ... けれど、読書の整理 ... [眠い(睡眠)]

さて、本書は Teenagers を対象とした選集です。
13小説のうち第7番目の「The Umbrella Man」は
興味を引く題名でした。

本作品発表の前年 (1978年)、米国でケネディ大統領暗殺
という大事件が起き、当日は晴天だったにも拘らず
群衆の中に ただ1人傘をさしている男が ...
当然に目立ち、怪しい ... The Umbrella Man です。
でも、本作品は、これと 何の関係もない話 でした!(笑)


語り手の「私」は 12歳の女の子です。
母親と、ロンドンの歯医者に行き、お茶をして
帰ろうと思ったところに、雨が ...

タクシーを拾いたくても、どれも乗車中で
仕方がないから、ハイヤー を頼もうと言っていたら
身なりの良い老紳士が声をかけてきました。

母親は、なかなかの「しっかり者」です。
「私」によれば、彼女が 特に疑いの目で見るのは
見知らぬ人 と ゆで卵 (笑) だそうです。

それから、彼女が肝に銘じている言葉は ...
 ● The nicer the man seems to be,
  the more suspicious you must become.
 ● You can always spot a gentleman
  by the shoes he wears

で、その老人が「とっても感じ良い」ので、疑わしく
「高級靴を履いていた」ので、紳士と思いつつ
「財布を忘れてタクシーの乗れないので、1ポンドで 自分の
傘を買って欲しい」という話は、やっぱり怪しい ...

さんざん疑いまくって、最終的には
困っている紳士を助けてあげるだけでなく
たった1ポンドで高級な絹の傘を手に入れられ
雨に濡れなくても済む ... 商談成立 ... 母親は ご満悦!

... も束の間、去って行く老紳士の動きが奇妙だ ...
こっそり追跡して、母娘が見出した真実は ...

雨の日限定の商売 (?! ... いえ、犯罪) ですけれど、
傘を盗まれた人が、また別の人が盗まれた傘を
1ポンドで買っている可能性を否定できないところも
苦笑な オチ でした!

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コメント 2

Hide

ご無沙汰です!今日も雨で寒いですね〜
1ポンドは安過ぎます10ポンドでしょ?
ランチのお好み焼きが一片オチました
3秒以内に>< 美味し〜〜(涙)眠い。
by Hide (2019-11-23 13:47) 

sasanono

Hide さん,
10ポンドで、この母親が買ったかどうか?
主婦の財布の紐は固結び!(笑)
東京、ようやく晴れましたね。嬉しい*
by sasanono (2019-11-24 12:26) 

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